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「(穴熊は作戦ですか、の問いに)これしかできないんです(笑)。序盤は作戦勝ちかと思ったんですけど△5八歩成が見えていなくて…。桂損したところでは自信がなかったです。向こうから攻める手がありすぎて。中盤少し難しくなったかもしれないけど、(向こうから)着実な攻めがあると思います」
「穴熊の戦いは覚悟していました。無理して動く展開になってしまったので苦しくしたと思いました。一番苦しいと思ったのは△4五歩と突いてキズの残る形で仕掛けてしまったところです。手になるかどうか分からなかったです。最後△2四桂が詰めろでようやく勝ちになったと思いました」
矢内女流名人が熱戦末に上田女流初段を降し、2回戦に進出しました。消費時間は両者ともに3時間(持ち時間・チェスクロック使用各3時間)。
上田初段の頑強な抵抗が続き、白熱した終盤戦が続いていました。ここで負けても▲2四桂と開き直れば、と控え室では言われていましたが、上田初段は△4六桂。以下▲同角△同銀▲同龍と進んで、再び矢内よしがはっきりしたようです。
形勢は二転三転したようですが、現在は矢内名人よしがはっきりしたようです。控え室では「勝勢」の声も聞かれました。
(対局カードを示すボード)
矢内名人が成駒を作る戦果を挙げたのに対して、上田初段は穴熊の堅陣からカウンターを狙っています。まだまだこれからの形勢のようです。
(ネットワークカメラが映す画像から)
駒がぶつかってすわ全面戦争かと思いきや、互いに自陣に手を入れながらの中盤戦です。図からは△2二玉▲6九飛△6一飛▲3八銀と進みました。
上田初段の攻めを、矢内名人も受けて立ちます。これから本格的な戦いが起こる気配です。矢内名人はレディースオープン・トーナメント2006の覇者。決勝三番勝負で里見初段を2勝1敗で破ったのは記憶に新しいところです。
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