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(笑みがもれる里見初段)
(さばさばした表情の中井六段)
1回戦屈指の好カードは16時51分、108手で里見初段が中井六段を降しました。消費時間は中井3時間、里見2時間44分(持ち時間・チェスクロック使用3時間)。
里見初段リードで迎えた終盤戦ですが、中井六段も勝負と迫ります。(1)△6九角成で勝ちならば簡明ですが、▲同銀△5九龍▲4一龍で勝ちかどうか読みきれないと踏み込めません。控え室検討陣の推奨は(2)△5一金(!)。磐石の金を打ってしまえば、はっきりしそうです。
中井六段の▲8五歩は待望の反撃。しかし振り返ってみれば、もっと早い段階で▲8六歩と突いていればと悔やまれるところでしょう。以下△同歩▲7六桂と進み、残り時間は中井5分、里見41分です。
(秋の光とたわむれる、鳩森神社の猫)
少し苦しいと見られていた中井六段は▲4三飛成(!)の強襲を敢行しました。飛車のただ捨てです。里見初段は冷静に△4三同金▲3二角△4一飛打と応対。形勢ははっきり、里見初段に傾いたようです。
50手目、里見初段は△4九角と打ち込みました。その善悪によって、勝負を分けそうな一手です。
14時直前、里見初段は△1四歩と角の態度を聞きました。中井六段はすぐに▲5九角と引いています。ここまでの消費時間は中井1時間33分、里見1時間37分(持ち時間各3時間)。
(中井六段の盤側)
(今日の東京は快晴)
里見初段は桂損の代償に2筋の歩を伸ばします。対して中井六段は▲1五角と打ちました。局面はすでに気の抜けない中盤の戦いとなっています。
(鳩森神社のねこ)
(13時、対局再開。中井六段は▲2五同飛と応じた)
(里見初段は△2四歩と突き返す)
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