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千葉三段コメント「(54手目)△3六角~△6五銀で形勢が良くなったと思いました。(80手目)△8七歩が入ってさすがに受けにくいでしょうか」
早水二段コメント「角換わりは予定です。千葉さんは避けないし、こちらも避ける理由がない。序盤は十分だったと思います。(57手目)▲4五歩がひどすぎました。攻める姿勢だったら絶対▲3五歩としないと。駒の動きが死んでしまいました」
82手目△6七金を見て早水二段が投了しました。終了時刻は16時24分。消費時間は早水2時間51分、千葉2時間42分(チェスクロック使用、持ち時間各3時間)。勝った千葉三段は2回戦に進出。明日おこなわれる山田久美三段-船戸陽子二段戦の勝者と対戦します。
十字飛車などの筋をからめて、千葉三段が一気に勝勢を築きました。図では渡辺竜王指摘の通り、△4七銀の決め手があります。実戦は△6六歩▲7七金(▲6八金が優ったか)△6七銀で、この順でも勝勢のようです。
早水二段が▲3七桂と跳ねたのに対して、千葉三段は△3六角と打ちました。攻めては△2七角成と機を見ての△5八角成を見せ、さらには▲2五桂跳ねを受けています。この角打ちで千葉三段のリードがさらに広がったようです。
早水二段の攻めがいったんストップしたのに対して、千葉三段の攻め駒が前に伸びてきました。現在は千葉ペースとなったようです。
いったんは△6三銀と引いた千葉三段でしたが、今度は△6五歩と突っかけました。遠く先手の2八角が後手の7三桂をにらんでこわい形だけに、決断の一手と言えるでしょう。
(年の瀬を迎える鳩森神社)
(対局開始直前の早水二段)
早水二段が▲5五銀とぶつけ、戦いが始まりました。
(再開直後の千葉三段)
▲2八角に対して千葉三段は△6二飛と回りました。そろそろ戦いが起こりそうな気配です。
(気合十分の早水二段)
13時、対局は再開されました。早水二段はなおも12分考え、自陣に▲2八角と打ちました。
(東京・千駄ヶ谷は、空が雲におおわれる天気)
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