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鈴木女流初段「▲5六角と打たれたところから流れが悪かったです。△3四歩▲2六銀の局面はよくなったと思ったのですが、勝ち方が分からなかった。逆転して明らかに何度も負けてますよね」
斎田女流四段「角を成ったところはまあまあと思っていたのですが、的確に受けられてやり損ないました。終盤は勝ちになったと思いましたが間違えてしまいました。▲5一飛が悪手でした」
(観戦記担当は安食総子初段)
(何度も負けだと思いました、と語る鈴木初段)
(最後は勝ちだと思ったんですが……と斎田四段)
二転三転の大熱戦を制し、17時5分、142手で鈴木初段の勝ちとなりました。消費時間は両者ともに3時間(持ち時間=チェスクロック使用各3時間)。準決勝に進出した鈴木初段は、矢内名人と対戦します。
△3七歩のたたきに斎田四段は▲同桂と応じました。これは△1六歩で受けがなく、鈴木初段勝勢のようです。
斎田四段リードと思われていた終盤戦ですが、▲5四角の王手に△4三歩▲5一飛(?)△4四角と進んで控え室は騒然。まだまだ先が見えません。
大熱戦もついにクライマックスを迎えつつあるようです。斎田四段はすでに一分将棋。鈴木初段は30分近く残しています。
両者しばらく陣形整備が続いた後、100手を超えて再び戦いが始まりました。
斎田四段が盤面全体で押し返した後、鈴木初段は△7四桂と打ちました。押したり引いたり、攻めたり守ったり。勝負はまだまだこれからのようです。
鈴木初段が7七桂を取りに行く間、斎田四段が4筋の勢力争いでは逆転しました。これは斎田ペースになったか?
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