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(「▲3五桂で勝ちを確信した」と山田三段)
(粘り及ばず。居玉が祟った村田初段)
(二回戦は強敵清水が待ち構えている)
終始緩みない攻めで、113手にて山田三段の勝ちとなりました。終局時刻は16時40分。消費時間は山田2時間37分、村田3時間。勝った山田三段は2回戦で清水市代二冠と対戦します。
写真は91手目、▲5五飛と桂馬を食いちぎった局面。△同歩は▲5四金で受けなしです。山田三段勝勢。マイナビ女子オープンで、まだ予選を戦ったことのない選手は矢内女王と山田三段のみ。無類の強さを誇っています。
(将棋会館の目の前にある夏みかんの木)
本局の山田三段は手が伸びます。△6六歩の取り込みも恐れず▲4三銀と決めに出ました。先手の強みは△6七歩成に▲8八玉で安定すること。村田初段は残り5分と時間でも押されています。
先手が手に乗って5筋に飛車を回り、絶好の反撃体制を整えました。図の▲3五角も玉形をほぐしながら、攻めの好位置に移動した味のよい一着。中盤以降の山田三段の指しまわしが光ります。
敢然と仕掛ける後手に対し、山田三段は中央からカウンターの作戦。△3六歩の取り込みにも構わず▲5五歩と取り込みました。後手玉は薄みをつかれて勝負されると不利になります。一方の先手も、7八玉型なので反撃が怖いところ。相居飛車特有の激しい中終盤が予感されます。
(将棋会館そばにある鳩森八幡宮)
居玉のまま開戦した村田初段、再開後も足を止める気配はなく、一気に襲い掛かろうとしています。
両者微笑みあう、対局再開前のひとコマ。
(13時再開)
(手番の村田初段、定刻を過ぎても考慮していた)
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