« 2008年1 月 | メイン | 2008年4 月 »
久保八段が△4六歩と取り込んだあたりからの数手、小林裕士六段の解説です。聞き手は島根県出雲市在住の里見香奈女流初段。
久保八段が駒損を回復して、まだまだ熱戦は続いています。△4五桂打は先手の飛車先をとめた手。対して羽生王将は▲3六銀と立ちました。
(さんべ荘の外に広がる風景)
(対局再開直後の久保八段)
金2枚のはたらきで飛車を取り返した久保八段。香損で若干苦しいですが、打ち込んだ飛車の威力も相当なものです。
(午後のおやつは、両者ともにモンブランと紅茶)
久保八段は龍を捕獲すべく、△5一金と寄りました。故・森安秀光九段を彷彿とさせる一手。控え室では粘り強い関西流の指し回しとの評判です。
(再開直後の羽生王将)
再開後は▲2一飛△1二角打▲2二飛成と進みました。
昼食休憩があけてすぐに、羽生王将は▲2一飛と角取りに打ち込みました。角と香の両取りで、流れが激しくなりました。
この局面で羽生が24分考えて2日目の昼食休憩に入りました。消費時間は羽生5時間31分、久保5時間38分です。
(昼食は両対局者ともに天ぷらそば)