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(小林裕士六段と里見香奈女流初段による大盤解説会)
久保八段は△4四銀とこちらに出ました。昨年10月のA級順位戦▲佐藤康光二冠-△羽生王将戦や11月の王将戦リーグ▲森内名人-△久保八段戦などでも現れた局面です。久保八段も経験ありますが、羽生王将は居飛車、振り飛車、どちらを持ってもこの戦形を指しこなしています。
(雪の中のさんべ荘)
久保八段は中飛車から向かい飛車へと転換しました。2筋からの逆襲を狙うのが、この戦形の常套手段です。
(午前のおやつは、フルーツの盛り合わせ)
小林六段の解説通り、比較的穏やかな中盤戦となっています。
(対局室のさんべ荘「松虫草」 の外にはつらら)
羽生王将は角交換の作戦。現在までは100局以上の実戦例がある、定跡形となっています。先後の勝率はほぼ互角。現代将棋のテーマのひとつともいえる進行です。
久保八段は第2局に引き続き、中飛車の作戦です。第2局では羽生王将が超急戦から新手を出して快勝しましたが、はたして本局ではどうなるでしょうか。
(羽生王将の初手は▲7六歩)