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第57期王将戦7番勝負第4局は113 手で羽生王将が勝って対戦成績を3勝1敗とし、王将位防衛まであと1勝としました。持ち時間各8時間のうち、残り時間は羽生40分、久保51分。第5局は2月27、28の両日に神奈川東箱根町「龍宮殿」で行われます。
駒割は羽生王将が大きな駒得。しかし久保八段も二枚飛車の形を得て、逆転を狙います。
最前線に援軍に駆けつけていた久保八段の金は、美濃城に戻っていきました。久保八段は依然苦しい戦いが続いていますが、この一連の金の動きは棋史に残るでしょう。
(昼食休憩以降も鉄壁のまま残る羽生陣)
久保八段は取れる3三成香を取らず△4四歩。4五桂を支えました。
(昼食休憩時の久保陣。忠臣の金は玉を離れ、戦場に赴いていった)
(2004年2月の王将戦第4局翌日、石見銀山跡をめぐる羽生王将)
手に汗握る中盤戦が続いていますが、形勢はやはり羽生王将よしのようです。
(世界遺産に登録された石見銀山跡)