23手目、丸山九段が腰掛銀に構えた局面で昼食休憩に入りました。
消費時間の通計は、丸山1時間5分、藤井52分(持ち時間各4時間)。
(本局は大広間手前、雲鶴の間でおこなわれている)
昼食の注文は、丸山九段はヒレカツ定食となめこ汁。藤井九段は注文なしです。
前例のない展開となって、午前中はスローペースの進行です。20手目、藤井九段は穴熊を目指して△9二香と上がりました。
(床の間を背にして座る、上座の丸山九段)
(こちらは藤井九段。対局場は大広間・雲鶴の間)
角交換の後、すぐに▲9六歩と端を突くのが佐藤(康光二冠)流。△9四歩と受ける場合が多いのですが、藤井九段は△6二玉と囲いを優先しました。ならばと丸山九段は端を詰めています。
(丸山九段の初手は▲7六歩)
(藤井九段の2手目は△3四歩)
午前10時、対局が始まりました。藤井九段のごきげん中飛車に対して、丸山九段の対策は角交換。本家「丸山ワクチン」で臨みました。