相振り飛車も考えられたところですが、本局の羽生王将は居飛車の作戦でした。久保八段は四間飛車に構えて1筋の位を取りました。急戦か持久戦か、羽生王将の作戦が注目です。
(目をつぶって開始を待つ羽生王将)(初手▲7六歩を着手する久保八段)(関係者の退出を待つ対局室。大きな窓からは浜名湖が見える)
(久保八段が先に入室した。定刻の8分ほど前)
(3分ほど遅れて羽生王将が「おはようございます」と大きな声であいさつしながら入室した)
(上座の羽生が駒箱を開けて、王将を置く)
立会人関根九段の開始の合図から一呼吸置いて、久保八段は初手▲7六歩を着手しました。カメラマン、報道陣は初手を見届けたところで退出しました。
8時45分となりました。関根九段、滝七段の両立会人、記録の田嶋三段が対局室に入って席に着きました。記者、カメラマンなどの報道関係者も入室しています。
両対局者は自室で朝食をとられました。羽生王将は和食、久保八段は洋食だったとのことです。関係者は大広間で羽生王将と同じ和食の朝食をいただきました。
(関係者の朝食。和食)
おはようございます。今朝の浜松は曇天です。本日もよろしくお願いいたします。
(対局場の「ホテル九重」正面から。浜名湖のほとりに建てられた大きなホテル)
(ホテル九重。浜名湖側から)
立食パーティーのメニューは下記のものでした。浜名湖鰻、遠州灘とらふぐなどは地元浜松の名産です。遠州灘とらふぐ鉄刺、遠州灘とらふぐちり鍋、浜名湖鰻ひつまぶし、遠州三河とろろ蕎麦、にぎり寿司、天ぷら、フォアグラパティとパン、チーズとカナッペ盛り合わせ、蟹の中華巻き、蛸のカルパッチョ、鶏肉のカレークリーム煮、鴨のロースト林檎風味、シーフードドリア、有機やさいのグラチネ、海鮮餡かけ中華風、パンツェロティー(ピザ風)、ブイヤベース(伊勢エビと野菜)(てんぷら。板前さんが揚げてくれる)(鴨のロースト林檎風味、鶏肉のカレークリーム煮など)(遠州灘天然とらふぐちり鍋)
(両対局者による抽選会も行われた)(当選者には対局者から賞品が手渡された)(右から立会人の関根九段、副立会人の滝七段、記録係の田嶋三段、スポニチ観戦記の加藤昌彦さん)(ミス浜松の2人から対局者に花束が贈られた。左が荒木佳穂さん、右は安川真子さん。はっぴ姿は地元「浜松祭り」の正装)19時30分ころに、明日の対局を控えた羽生王将、久保八段は退場しました。
前夜祭は18時から、ファンも交えた立食形式で行われました。 (羽生王将「こちらは何度か訪れたことがあります。先ほど対局室を見せていただきましたが一枚の絵のような美しいところだなと思いました。明日から2日間の長丁場。ファンの方に喜んでいただけるような将棋を指したいです」) (久保八段「ゴルフでは近くに来たことがあるのですが、対局では初めてです。対局室は広くて眺めがよくて、タイトル戦に専念できます。将棋でもよい思い出が作れるように頑張りたいと思います」)(鈴木康友浜松市長も来賓としてあいさつ。「寒さを吹き飛ばす熱い戦いを期待します」と両対局者の健闘を祈った)(乾杯の音頭は静岡県支部連合の渥美雅之会長。渥美会長にはこの日棋道指導員の認定状が青野九段から贈られた)