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(終局直後、両対局者にはインタビューがおこなわれた)
(「よくわからない将棋が多かったです」とシリーズを振り返る羽生王座)
(「勝ちきれなかったのは……。実力です」と木村八段)
何度形勢が入れ替わったかわからない大熱戦を制し、羽生王座の勝ちとなりました。終了時刻は22時24分。消費時間は羽生4時間50分、木村4時間59分。第56期王座戦五番勝負は羽生王座が3連勝で制し、17連覇を達成しました。
羽生王座が簡単に勝ちかと思われていましたが、意外と難しい。まだまだ一波乱起こるかも知れません。
何度形勢が入れ替わったかわからない大熱戦ですが、ついに羽生王座がはっきり優勢になった模様です。
入玉を見せていた木村八段ですが、一転攻め合いの道を選びました。△8七桂不成が穴熊玉に届く初王手です。
(19時半頃の控え室)
羽生王座が攻めきるか、それとも木村八段が逃げ切るか。大熱戦が続いています。
19時、対局再開。すぐに▲1六香△同香▲1二飛と進みました。
前局では幻の絶妙手▲3一角が話題となりました。左図で▲3一角と打てば、△同銀、△同金とも後手玉は詰み。羽生王座もこの一手は見えておらず、大逆転で木村八段が勝ちとなる可能性がありました。ただし局後に調べれてみれば、△2二金打と合駒をされて難しい。そこで。
▲7六金△同歩を入れる前に▲3一角と打つのはどうか。今度は金を渡していないので、△2二金合がありません。後にこの順を指摘したのは、他ならぬ羽生王座。腕に自信のある方は、ご研究ください。
(夕食休憩時の盤面)
羽生王座が▲9二金と飛車を取り、木村八段が△同香と応じたところで夕食休憩に入りました。消費時間は羽生3時間28分、木村3時間39分(持ち時間各5時間)。夕食の注文は、羽生王座はおにぎりセット(小鉢、味噌汁、香の物、デザート)とオレンジジュース。木村八段はバナナ、ヨーグルト、チョコレートです。
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