逆転につぐ逆転となった本局。左図は△9五桂▲7七金右と進んだ局面です。残り時間は羽生52分、木村37分。木村八段はここで13分考えて△4七成銀としましたが、局後、この手を敗着と断じました。代わりに△4七金、あるいは△2四銀が優ったようです。本譜はあっさり▲4七同馬と取られ、△同飛成に後の▲4八香が厳しい。もっとも直後に羽生王座も間違えて、単に▲4八香でもつれ気味。▲3三歩△同銀を入れてからの▲4八香が優りました。他にも見所は多数で、詳しくは日本経済新聞紙上の観戦記をご覧いただければと思います。第56期王座戦五番勝負のご観戦、ありがとうございました。(青葉)
羽生ファンで、岩手の高校で久し振りに将棋部をもっいる教師です。
最近はたくさんの棋士が羽生さんと大熱戦を展開しており、タイトル戦の中継サイトはすべて観戦しております。村木八段は今回はもう一歩まで追い込みながら負けてしまいましたが、私には素晴らしい棋士がまた現われたと目に写りました。また羽生四冠も難敵が多くて大変だと思いました。これからのタイトル戦がますます楽しみです。村木八段の益々の活躍を期待しております!
投稿情報: 松平日出男 | 2008年10 月 1日 (水) 05:28