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久保八段は▲3七銀ではなく、▲4九歩と打ちました。これでも先手玉に寄りはありません。「久保八段勝勢ですか?」の問いに藤井九段は「久保必勝です」。現局面で羽生王座が投了してもおかしくはないそうです。
57手目▲3七歩はまったく検討されていなかった受け。以下△5八成銀▲同金△5七金と進みました。控え室では以下▲3六歩△5八金▲3七銀と進んで久保八段よしではないかと言われています。「久保先生の勝ちかも知れません」(片上五段)振り返って夕休明けの52手目△2四桂ではなぜ△5一金引としなかったのか。終局は意外と早いかも知れません。
羽生王座は43分考えて△5七銀成としました。残り時間は久保52分、羽生42分。
(前傾姿勢で考える羽生王座)
「駒の損得よりスピード」と言われる終盤戦となりました。久保八段の▲1八金は粘りのある手。どちらが勝っているのか、検討陣もまだわかりません。
(19時20分頃の控え室)
(棋譜を見る久保八段)
19時、対局は再開されました。羽生王座は△2四桂と打っています。すぐに「久保先生、残り1時間です」の声が聞こえました。
http://ouza.shogi.or.jp/55oza/monitor_habu.html羽生善治王座(640×480ピクセル)
http://ouza.shogi.or.jp/55oza/monitor_kubo.html久保利明八段(640×480ピクセル)
http://ouza.shogi.or.jp/55oza/monitor.html両対局者(400×300ピクセル)
(ネットワークカメラの映像を画像化し、30秒に1回更新します)
(51手目▲6九飛の局面で夕食休憩)
(残り時間は久保1時間1分、羽生1時間27分)
△7七飛成以下は▲同桂△6四歩▲7六歩と激しい攻め合いになりました。先ほどまでの藤井九段の終局予想時刻は午後10時以降でしたが、もっと早い段階で決着がつくかもしれません。(藤井九段の解説。写真をクリックすると動画が再生されます)
羽生王座の△1二玉に対して久保八段は▲7四歩と突きました。検討陣は(1)△7六歩を検討していましたが本譜は(2)△7四同飛。久保八段が▲8三角と反撃して、これは面白くなったのか?!
(藤井九段の解説。写真をクリックすると動画が再生されます)
羽生王座の△7七飛成に控え室ではどよめきが起こりました。その瞬間は動画にてご覧いただけます。
羽生王座の△1二玉は戦場から遠ざかる味のいい手。控え室では羽生王座に形勢が傾いたと言われていました。現地には東京から片上大輔五段が駆けつけています。
(写真をクリックすると動画が再生されます)
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