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141手目▲8四同龍を見て村田女流初段は投了しました。終了時刻は16時7分。消費時間は鈴木2時間9分、村田3時間(持ち時間各3時間、チェスクロック使用)。勝った鈴木女流初段は2回戦に進出。石橋幸緒女流王位-斎田晴子女流四段戦の勝者と対戦します。
鈴木初段はセオリー通り、玉を上部に逃がさない寄せ。村田初段は残り時間も切迫してきました。
一手ゆるめば後手玉も一息つけそうなところ、鈴木初段は鋭く迫り続けます。村田初段、いよいよ苦しくなったか。
穴熊側の鈴木初段から見れば、「堅い、攻めてる、切れない」の展開。形勢は優勢から勝勢へと傾いたかも知れません。
鈴木初段が▲4八飛と寄った局面で村田初段が長考に沈んでいます。(1)△4七歩は▲5八飛と逃げられて、2九馬がはたらかなくなります。(2)△5六馬には▲3七桂で攻めが続きそうな形。14時35分頃、村田初段は(3)△4六歩と打ちました。
現在は74手目、村田初段が△4七銀と打ち込んだところまで。鈴木初段の攻めを村田初段がいかにしのぐかという展開になりました。控え室では攻めている鈴木初段の方が優勢ではないかと言われています。
13時、対局は再開されました。村田初段は△3五銀と歩を払っています。
村田初段が3八飛にあてて△2九馬と寄ったのに対して、鈴木初段は▲4八飛と逃げました。ここで昼食休憩です。消費時間は鈴木50分、村田1時間19分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用)。対局再開は13時からとなります。
村田初段が△4五歩と動いて戦いが始まりました。ただし鈴木初段が穴熊に堅く囲った後だけに、反動で思いきり攻められてしまう恐れもあります。思い切った仕掛けと言えるでしょう。
後手番の村田初段は先手の動きに対応しながら、機を見ての反発を狙っています。
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