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山田三段は▲7九銀右と引き、いわゆる松尾流穴熊に組みました。後手の甲斐二段は△7三桂。後手が指したい手がたくさんあるのに対して、先手はほぼ駒組の頂点。どのように局面を打開していくのかが注目されます。
甲斐二段が5筋位取り中飛車に構えたのに対して、山田三段は陣形低く穴熊にもぐりました。
甲斐二段が△5二飛と中飛車に振ったのに対して、山田三段は▲6六歩と角道を止め、持久戦の態度を示しました。
(杉本二段による振り駒は、歩が4枚)
(山田女流三段の初手は▲7六歩)
(甲斐二段の2手目は△3四歩)
(写真をクリックすると動画が再生されます)
(矢内名人には戸田浩様他から多数の勝利賞が贈られた)
(笑みがもれる矢内名人)
(鈴木初段にとっては不本意な内容だったか)
14時43分、79手で矢内名人の勝ちとなりました。消費時間は矢内1時間32分、鈴木2時間20分(チェスクロック使用・持ち時間各3時間)。矢内名人は決勝五番勝負に進出し、山田久美三段-甲斐智美二段戦の勝者と初代女王の座を争います。
(冷静に一局を振り返る矢内名人)
(鈴木初段の快進撃はここでストップ)
鈴木初段の動きをとがめて、あっという間に矢内名人勝勢となりました。
再開後の鈴木初段の方針が疑問だったか、現在は矢内名人が大いに優勢と見られています。鈴木初段は△8七歩と王手をしましたが、冷静に▲同玉と取られて苦しそうです。
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