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(係の先導で大盤解説場から対局室に戻る両対局者)(対局室に戻ってあらためて感想戦が行われる)
簡単なインタビューの後、両対局者は大盤解説場に移動し詰めかけたファンにあいさつしました。(解説場に登場した両対局者に大きな拍手)矢内名人「ずっと我慢していたんですが△8六飛と切ってしまったのが悪く、終盤は負けにしたかと思いました。3二の金を取らせるのはよくなかったです。最後は▲2四歩のときに自玉が絶対詰まない格好なので、手の計算はしやすかったです」甲斐二段「中盤までは自信が持てなかった。終盤一瞬持ち駒も多くなって矢内さんの玉も薄くなってチャンスがきたような気がしたんですが、秒読みで何が正しい手か分からなかったです」
矢内名人の話「お互いに我慢の展開だったと思うのですが、△8六飛と切ったのは我慢が足りなかった感じです。もっと激しく攻める手があったと思うのですが…。終盤は負けにしたと思いました。最後の最後△2七歩成として、自玉が詰まないので勝ちになったと思いました。1局1局の積み重ねなので、2局目もそこがスタートだと思って頑張りたいと思います。甲斐二段の話「主導権を握られて序盤から辛抱するような展開になってしまいました。中盤▲4四歩とたたいたのは△同角で逆に堅くしてはっきり悪くしてしまいました。終盤は訳が分からなくて…。勝ち筋もあったかもしれません。結果は残念ですが力を出し切れたと思いますので、次局は気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」(しのぎきって先勝の矢内名人) (粘りも及ばず甲斐二段)(終局直後。主催紙からコメントを求められる両対局者。その後大盤解説会に移動した)(多くのカメラが両対局者に向けられている) (記者の質問に答える甲斐二段)(投了図となった152手目△2七銀まで)
第1期マイナビ女子オープン5番勝負第1局は18時50分、152手で矢内女流名人の勝ちとなりました。投了からは▲2六玉△3六金▲同金△同銀成▲同玉△3七竜以下詰んでいます。第2局は14日に東京・将棋会館で行われます。
(117手目、甲斐二段の△2五歩は?!)
終盤の熱戦が続いています。王手が掛からない形を生かして矢内名人が攻めていますが、甲斐二段も頑強に抵抗しなかなか寄らない形です。
図の▲3四銀に△4二歩と竜の利きを遮断すると思われましたが、矢内名人は強く△3四同銀と取りました。以下▲3二竜に△2二歩や△2二桂は▲3一金と打つ手が厳しくなります。「これは変ですね」「あやしい雰囲気が漂ってきましたかね」と控え室はにわかに騒然としてきました。
矢内名人も持ち時間を使い切り、両者1分将棋となっています。
間もなく18時になろうとしています。甲斐二段は持ち時間を使い切り、一手1分の秒読みに入りました。矢内名人はは10分ほど残しています。控え室では矢内勝勢の声が聞こえてきました。
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