第１期マイナビ女子オープン中継ブログ

山田久美女流三段＆井道千尋女流１級

（女流同士の検討の結果は・・・？）

形勢大差か

80手目の局面、甲斐二段は熟考の末、△７五同歩。最も落ち着いた指し方で、矢内名人に手がないことを見越しています。「よっぽどのことがない限り逆転はないですね」と鈴木八段。しかし対局室には魔物が住んでいます。結末がどうなるかは、まだ誰にもわかりません。

15時半ごろの控え室

（山田久美三段（右から２番目）は惜しくも準決勝で敗れた）

（３時のおやつはバームクーヘンと紅茶）

中村桃子女流２級の展望

（矢内名人は着付けの先生！？）

甲斐優勢

58手目△５五歩からペースを握った甲斐二段。66手目の△２六歩は控え室の鈴木八段が最有力と検討していた手で、指された瞬間「すごい！」「こういう人には勝てないね」と歓声があがりました。図の▲５四桂にもさほど時間を使わず△３八と。甲斐二段の対局姿勢は終始冷静で、初めての番勝負とは思えない堂々たる指しまわしです。

上田初美女流初段の展望

（甲斐二段とは友達？それとも！？）

片上大輔五段の見解

（58手目△５五歩の局面は振り飛車必勝！？）

意表の金上がり

（控え室を訪れた上田初美女流初段「△５五歩は痛そうですね」）

矢内名人は▲６五銀～▲７五歩（あるいは▲５四銀）を狙って▲５六銀と出ました。矢内名人は堅く囲うタイプと思われていただけに、控え室では予想されていなかった一手です。この手を見て、甲斐二段はすぐに△３六歩。「どう対処するんだろう？」と検討しているうちに、図の▲４七金が指されました。この一連の手をとがめることが出来れば、甲斐二段に流れがきそうです。検討では以下△５五歩が有力。▲６五銀△４五銀▲同角△同桂▲３六歩△５一飛のような展開になれば、振り飛車指しやすいのでは、と言われています。

鈴木八段の見解（２） 14:10

54手目△４二金の局面。この後の展開は？

石橋女流王位の見解

47手目▲２三歩の局面を、石橋女流王位に語ってもらいました。